宅配ボックスは、「誰でも使える」設計になっていることが多く、私たちの生活利便性を向上させてくれる設備です。しかし、誰でも使える設計は、犯罪者にとっても好都合。実際に、宅配ボックスを悪用した犯罪が発生しています。
「特殊詐欺グループの受け渡しに宅配ボックスが使われた」という事例です。
以前なら、犯罪の物品受け渡しに利用されることが多いのはコインロッカーでした。しかし、コインロッカーを監視する防犯カメラの設置が進んだ結果、宅配ボックスが犯罪に使われるケースが増えているようです。
宅配ボックスに防犯カメラを設置しているケースは、まだ多くありません。そして、宅配ボックスには「暗証番号等で簡単に受け渡しができる」「無料で利用できる」などの特徴があるため、犯罪者にとっても便利な設備といえるのです。
このように、設置主や住民の知らないうちに宅配ボックスが犯罪に悪用されるケースが増えています。
参照元:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20250125-OYTNT50078/2/
参照元:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20250125-OYT1T50090/
「窃盗に必要な道具を宅配ボックスに保管しておき、犯行道具を隠す」という事例もあります。こちらの事例では、高級自動車の窃盗に使う特殊な機械を宅配ボックスに保管していました。犯人は自宅近くのマンションの宅配ボックスを無断で使用していたということです。
たとえば、ダイヤル式の宅配ボックスなら、犯行道具を宅配ボックスに入れ、暗証番号を設定し、道具が必要な際に暗証番号を使って取り出すことが可能です。使用中の宅配ボックス内の中身をマンション住民が知ることは難しいため、犯行に気づかれるリスクも少ないといえます。
参照元:読売新聞オンライン https://www.tokyo-np.co.jp/article/452058
何かを入れるために宅配ボックスを悪用するのではなく、「宅配ボックスの利用状況をチェックして、個人情報を盗む」という悪用ケースにも注意が必要です。
たとえば、宅配ボックスに荷物が入っている住民の部屋番号がわかるケース。「受け取り荷物あり」という表示があり、どの部屋に荷物が来ているのかがわかります。犯罪者は宅配ボックスに荷物が入っている部屋番号を把握し、「長期間荷物を回収していないから、空き巣に入れそう」と考えることができます。
参照元:講談社HP 週刊現代 https://gendai.media/articles/-/145229?page=2#google_vignette
管理人が常駐しているマンションであれば、管理人の目が届く範囲に宅配ボックスを設置するのが安心です。人の目があることで、宅配ボックスを悪用しようとする犯罪者にとって都合が悪くなるためです。
宅配ボックスに防犯カメラを設置するのもおすすめです。宅配ボックスを見たときに目に入る位置に防犯カメラを設置しておけば、犯罪者が悪用しにくくなります。
また、「防犯カメラ監視中」のステッカーも貼っておけば、防犯効果が高まるでしょう。
宅配ボックスの悪用を防ぐためには、住民が使い方を理解していることも重要です。宅配ボックスの使い方を理解していなければ、長期間荷物が入ったまま気づかない…というケースもあり得ます。長期間荷物が入ったまま=留守にしていると思われ、空き巣のターゲットになるリスクがあるでしょう。
宅配ボックスは便利な設備ですが、使い方や防犯対策に注意が必要。しっかりと運用していれば悪用されるリスクは少ないものの、ただ設置しただけであれば、悪用されるリスクが高まります。
そのため、宅配ボックスの選定や運用には十分注意しましょう。
当サイトでは宅配ボックスの設置や運用方法についてまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
建物の戸数やタイプによって入居者の生活スタイルも異なり、宅配ボックスに求める利便性も異なってきます。宅配ボックスには多種多様な種類・機能があるので、入居者の生活シーンを考えて適切な製品とメーカーを選びましょう。
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