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宅配ボックス設置の注意点

目次

ネット通販の普及や共働き世帯の増加を背景に、再配達の手間を減らせる宅配ボックスの需要が急増しています。しかし、宅配ボックスであればどこに設置しても、どんなボックスでも構わないというわけではありません。スペースや防犯面、美観への配慮など、さまざまな注意点があります。この記事では、設置場所の選び方や容量・仕様選定のポイント、安全対策まで、宅配ボックス導入時に押さえておきたい重要なポイントを分かりやすく解説します。快適で安心な宅配ボックス利用のために、ぜひ参考にしてください。

宅配ボックス設置の注意点について

宅配ボックスを設置するときは、守るべきルールや配慮したいことがあります。設置場所と宅配ボックスの機能に分けて、ポイントを解説します。宅配ボックスや設置場所を決める前に注意すべきことを理解して、失敗のない導入を目指してください。

設置場所とスペースの確保

共用部の規制・法令遵守

マンションなどの共用部に宅配ボックスを設置する際は、建物の管理規約や法令の遵守が不可欠です。特に消防法では、避難経路となる共用廊下に障害物を置くことが禁じられており、宅配ボックスが避難の妨げとならないよう設置場所を慎重に選ぶ必要があります。また、宅配ボックスの設置などは共有部分の変更にあたり、総会の議決が法律で義務付けられています。設置規模やボックスのサイズによっては、全戸分のスペース確保が難しい場合もあるので、利用ルールや運用管理体制の整備も重要です。

アクセス性と防犯性

宅配ボックスは、住人が手軽にアクセスできる場所に設置することが重要です。一般的にはエントランスやポスト付近が推奨され、人通りの少ない場所や死角に設置すると、荷物の盗難やいたずらのリスクが高まります。防犯性を高めるためには、防犯カメラ付きの宅配ボックスや、明るく見通しの良い場所への設置が効果的です。また、設置場所が外部から見えやすい場合は、暗証番号や認証システムのセキュリティ強化も検討しましょう。

美観との調和

宅配ボックスは外観に影響を与えるので、建物や外構との調和を意識したデザインや設置方法が求められます。たとえば、外壁や玄関ドア、床材と色や質感を合わせて統一感を持たせたり、植栽や建物の陰を活用して景観に自然になじませるなどの工夫が有効です。無機質な金属タイプでも、マットな塗装や木目調などのデザインを選ぶことで、ナチュラルテイストや和モダンな住宅にも違和感なく溶け込みます。

宅配ボックスの仕様と容量選定

荷物サイズ・預かり可能数

受け取る荷物のサイズに合った宅配ボックスを選ぶことが大切です。一般的に、60〜80サイズの小型ボックスは化粧品や書籍など小さめの荷物に適し、90〜100サイズの大型ボックスはビール箱などの大きい荷物や複数の荷物を同時に受け取る場合に向いています。預かり可能数も利便性を左右するポイントです。ニーズを把握した上で選定しましょう。

ボックスの空き状況・利用率

宅配ボックスの利用効率を高めるには、設置数と容量のバランスが重要です。空きが少ないと利用者が使いづらくなり、再配達が増える原因となります。マンションなどでは、住戸数に対して十分な数のボックスを設置し、利用率を常に把握して空き状況を管理することが求められます。オンライン管理システムを導入すれば、空き状況のリアルタイム把握や利用状況を分析できます。

長期間放置リスク

宅配ボックスに荷物が長期間放置されると、スペースが塞がれて他の利用者の利便性が損なわれるほか、荷物の劣化や盗難リスクも高まります。そのため、設置時には荷物の保管期限を設定し、期限を過ぎた荷物は管理者が回収するルール作りが必要です。利用者への期限通知や回収対応の体制を整えることで、長期間放置のリスクを軽減し、スムーズな運用を維持できます。

防犯・安全への注意と対策

盗難やイタズラ防止には、防犯カメラの設置や「監視中」ステッカーの掲示、アンカーボルトやワイヤーでの固定、本体のロック機構強化が有効です。ボックスごと持ち去られるリスクや不正開錠を抑制できます。また、子どもの事故防止には、ボックス内部に閉じ込められない構造や、子どもが簡単に開けられないロック方式を選ぶことが大切です。

配達員と利用者双方が利用方法を正しく理解し、暗証番号の管理や受け取り記録の残るタイプを選ぶことで、誤配や荷物の紛失を防げます。これらの対策を組み合わせることで、安心して宅配ボックスを利用できます。

宅配ボックスの設置は利便性と防犯性の両立がポイント

宅配ボックス設置時は、共用部の規制や法令を守りつつ、アクセス性・防犯性・美観との調和を考慮することが重要です。荷物サイズや利用率に合った仕様を選定し、長期放置防止策も講じましょう。

防犯対策もポイントです。防犯カメラやロック強化はもちろん、子どもの事故を防ぐ構造になっていることもチェックしてください。受け取り記録機能があれば、誤配や紛失のトラブルを防止できます。注意点を理解して、トラブルやリスクを最小限に抑えましょう。

タイプ別で探す!
マンション管理組合で
検討したい
宅配ボックス製品メーカー3選

建物の戸数やタイプによって入居者の生活スタイルも異なり、宅配ボックスに求める利便性も異なってきます。宅配ボックスには多種多様な種類・機能があるので、入居者の生活シーンを考えて適切な製品とメーカーを選びましょう。

ファミリー向け
のマンション

約30種の形式から選べる
ナスタ
おすすめの理由は?
  • 既存の郵便ボックスとは別に各種サイズの宅配ボックスを組み合わせられ、入居世帯に合わせたフレキシブルな設置方法が選べる
  • 万が一閉じ込められても内部から開けられる「脱出機構」付きですし、トラブル時の開錠サポートにも対応しており、お子さんが多い物件でも安心

単身者向け
のマンション

場所を選ばず設置可能
田島メタルワークス
おすすめの理由は?
  • エントランスがなくても自立式フレームを用いることでどこにでも自由設置ができる
  • 奥行き28cmのコンパクトな宅配ボックスを取り扱い、店屋物返却ボックスなど単身者が利用しやすいボックスとの組み合わせが可能

高所得者向け
のマンション

建物設備と連動できる
フルタイムシステム
おすすめの理由は?
  • 宅配物だけでなくコンシェルジュサービスと連動させ、共用設備の予約やクリーニングサービスなど受付対応の手間を解消
  • 独自のICカードで宅配ボックスの開錠から入館管理や配送履歴も管理し、居住者の生活サイクルを向上させるトータルサポートを提供