マンション住人からのニーズがどんどん高まっている宅配ボックスですが、とくに既存のマンションに設置する場合には、限られたスペースに適切なサイズのものを選ぶなど、クリアしなければならない問題がたくさんあります。
そこでこのページでは、マンション共用部に宅配ボックスを設置するうえで知っておきたいポイントをまとめました。
宅配ボックスを設置する場所を選ぶ際には、例えば以下のようなポイントを考慮することが大切です。
マンション住人が手軽にアクセスできる場所に設置するということが、宅配ボックスを設置するうえでまず重要なポイントです。一般的には、エントランスやポスト付近に設置するケースが多いです。
逆に、駐輪場やマンションの裏など、人通りが少ない場所に設置することは、防犯面の観点からおすすめしません。
例えば、シックで趣のある雰囲気のマンションに、カラフルな宅配ボックスは似合いません。といったように、設置する宅配ボックスはマンションの見た目や雰囲気との調和を意識することも大切です。
とくに既存のマンションに宅配ボックスを新設する場合に気をつけておきたいのが、法規制やマンション内規制です。
例えば消防法では、避難経路としての役割を果たす共用廊下に、避難の妨げになる設備を置くことを禁じています。そのため、宅配ボックスの設置場所を決める際は、マンション住人の避難経路を考慮することが重要です。
また、宅配ボックスは多くの場合、全戸に対応する個数を設置するのは難しくなっています。荷物が溢れて避難の妨げにならないようにするためにも、宅配ボックスに入れられるサイズや預かれる期間など、マンション内規制を見直すことも大切です。
このサイトでは、設置目的に合わせた宅配ボックスメーカー・設置業者の選び方について解説しているので、参考にしてみてください。
宅配ボックスにもさまざまな種類があり、マンション住人の属性やニーズに合わせたものを選択・導入することが大切です。マンション共用部分に適した宅配ボックスとしては、例えば以下のような種類が挙げられます。
マンションのセキュリティー面向上にも役立つ防犯カメラ付きの宅配ボックスは、主に女性向けマンションなどでおすすめです。
大容量型の宅配ボックスは、まとめ買いをすることも多いファミリー層向けマンションにおすすめの設備だと言えるでしょう。
宅配ボックスの中には、AEDや消火栓、ダストボックスなど、オプションユニットを設置できるものもあります。
とくに既存の賃貸住宅に宅配ボックスを設置する際は、例えば以下の点に注意が必要です。
人通りの少ない場所に宅配ボックスを設置すると、荷物が盗まれたり、子どもがふざけて遊んで閉じ込められたりするなどのリスクが高くなってしまいます。
風雨にさらされる環境に宅配ボックスを設置する場合は、雨や風に強い素材でできた宅配ボックスを選ぶことが大切です。
また宅配ボックスには寿命があるため、長期的な運用・メンテナンスを行いやすい体制を整えておくことも大切です。この点に関しては、リースを検討するのも一つの手だと言えるでしょう。
限られた共用部スペースに設置するためには、アクセスのしやすさやマンションの美観、法規制の遵守が必要です。
信頼できる業者は、これらの要素を考慮し、最適な設置場所を提案します。また、防犯カメラ付きや大容量型など、住人のニーズに合ったボックス選びもサポートしてくれます。
なお、本メディアではマンションの規模に合わせたおすすめの宅配ボックス製品と設置事業者を紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
建物の戸数やタイプによって入居者の生活スタイルも異なり、宅配ボックスに求める利便性も異なってきます。宅配ボックスには多種多様な種類・機能があるので、入居者の生活シーンを考えて適切な製品とメーカーを選びましょう。
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